アクティビティレポート

Report04:ワンステップワークショップ様アクティビティレポート

EAW KFシリーズ導入の背景

以前はステージ上でイヤーモニターを使用していましたが、近年ステージを重ねるごとにクラシカルな発声を行った際の違和感を覚え解決策を模索していました。カナル式のイヤーモニターで耳を完全に密閉されてしまうと、体のあらゆる器官をフルに使い鳴らすベルカント歌唱法では耳が詰まった感覚に陥り発声や音程に様々な弊害が出ました。
私の求めていたものは純度と密度が高く、また細部に渡り完全な音程比をスタジオモニターレベルで出力してくれるものでした。いわゆる美しい音色であることは大前提でしたがそれと共に自らの歌声が明確に判断できる音色、更には音楽の中身に自らの意思と意味が込められている必要がありました。近年はワイヤレスマイクでも非コーデックのデジタル方式にて電波が送信される上、96kHz出力に対応しておりAESにてミキサーへ入力されるシステムが確立されています。所属事務所が所有している機材でも、AD⇒DAを各機材で繰り返し処理することなくストレートにAESやADATでのデジタル入力⇒デジタル出力という仕組みが出来上がっていました。
これら非常にシビアかつ繊細な音作りを行う背景からスピーカーのテストを行った折に一聴きして全く別物であり、スタジオ系のモニターと遜色のない表現力を持っていると感じたのがEAWのKFシリーズでした。

KF200NTの感想

今思い返せばイヤーモニターの使用をやめ始めた折から、EAWのスピーカーは数度にわたりお世話にはなっていました。高級感あるお洒落なダイニング型のライブハウスや500人程の中型ホールでも使用させて頂いた経緯はありますし、その度に非常に演奏しやすく調子も良かったので既に好印象は持っておりました。
そしてこの度のKF200NT導入へと話が繋がる訳ですが、求めていたものは全て満たされ入力側であるデジタルワイヤレスマイク96kHz非コーデックのサウンドを余すところ無く表現してくれるため、私の喉に掛かる負担は圧倒的に軽減されました。リズムやブレスの調節、そして声質までが無理なく表現できるため音楽表現そのものが変化してしまいました。正直なところ、以前までが一体何であったのかと思わされるほど歌唱における無駄が省けたように思えます。
これは音色の一粒一粒がスタジオモニターと同等の繊細かつ、ダイナミックレンジを誇るEAWだからこそ成せる業だと感じています。

主な出演歴

  • 原田泰治美術館復興記念コンサート(名誉館長:さだまさし)
  • お茶の水小学校コンサート(千代田区教育委員会)
  • 奈良県大芸術祭(奈良県)
  • くらすわ - クリスマスコンサート(養命酒製造)
  • かたくら諏訪湖ホテル – ニューイヤーコンサート(旧片倉財閥)
  • 千葉ライトクラシックス2015(共演:ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉)
  • NHKランチタイムコンサート

主な共演者

  • 新日本フィルハーモニー交響楽団
  • ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉
  • 小谷野謙一(作編曲家)
  • 榊原大(ピアニスト)
  • クラッシャー木村(バイオリニスト)